「今ここ」の価値
『かくしつつ 遊び飲みこそ 草木すら 春は生ひつつ 秋は散りけり』大伴坂上郎女(万葉集)
「将来なんてどうなるかわからないから、思う存分楽しく飲んでください」という宴の歌です。
「かくしつつ」は「今ここ」。
昔の人は、「無常」をいつも意識していたと思います。
人間も自然の営みの中で、生まれては死んでゆくもの。世間無常、万物流転......。
だからこそ、「今ここ」に価値があるのですね。
過去にこだわって、前に進めない人。未来が不安で仕方ない人。
「今ここ」に目を向けてみませんか?
