不安を煽る霊感商法は、未だにあります。
もし、こんなことを言われたら、みなさんどうしますか?
「7代前のご先祖様が、もののけのような力を借りて、 妖力で子孫に影響を与えました。 あなたは、自分の人生と引き換えに、妖怪に記憶を消してもらう約束をしたんです。 あなたには霊力があります。ご縁のある不動明王の力を借りながら、人の役に立つ決心をしなさい。 あなたのお子さんにも霊能力があり、それがお子さんの体調不良の原因です。
あなたの子供が自分に霊能力があることを認めないのは、
前世で怖い思いをした記憶が残っているからよ」
お子さんは人を信じることができず、人間が嫌いで 自己肯定感が低く、中学の頃は自分が死ぬことしか考えなかったそうです。 高校へ行ってもなじめず 専門学校へ進学も体調不良が続き辞めてしまいました。 自分は何の価値もないと思っていて、 生きている意味が解らないそうです。 家にこもって、暗い顔をしてつまらない毎日を送っている、と お母様は心が痛んでいます。
お子さんの体調不良の原因は、「先祖の妖力の影響でしょうか?」
お子さんの自己肯定感が低いのは、「霊能力が強いからでしょうか?」(^^;
自己肯定感が低いのも、
自分には何の価値もないと思っているのも、
幼少期から子供を認めてあげなかったから。
毎日暗くてつまらなさそうなのは、家でお母さんの笑顔がないから。
「共依存」とは何かご存知ですか?
お互いが依存しあって生きていることですが、まさにこの親子がそれ。
現状を変えたいとは本当に思ってないんです。
親子で占いジプシーになって、「今度はどの鑑定を受けようか?」って二人で検討しているんですから。
鑑定を受けて、本当に自分が変わってしまったら、親子の絆がなくなってしまいます。
親子はともに「悪霊による問題」を共有することで、お互いがお互いを必要としているんです。 もし、問題が解決してしまったら、依存が成り立たなくなります。 いつまでも問題が解決しなければ、ずっと親子が共通の問題で助け合っていられるんです。
そうした波動と霊感商法の波動が見事に合ってしまったんですね。
霊能者は「時が経てば、体調不良は解決するだろう」と言ったそうです(^^;
客観的な視点で見れるようになるその「時」が早くくることを願うばかりです。