他人の気持ちを「想像できる人」と「できない人」がいたら、断れないあなたは「想像できる人」。
その想像が、合っていようが合っていまいが、他人の気持ちに寄り添う優しい人です。
しかし、この世はあなたのような人ばかりではなく、他人の気持ちが想像できない人もいます。
仕事を押し付けてくる人には、「私がやってあげないと困るかな」「断ったら、悲しむかな」
なんて、思わなくていいのです。
だって、仕事を押し付けてくる人は、あなたと違って「他人の気持ちが想像できない人」。
あなたの気持ちを想像できないから、頼んでいるんです。
だから、断ってもあなたの気持ちを想像することはありません。
そんな人に「私の気持ちをわかって欲しい」と思っても無駄です。
せっかく頑張って仕上げても、感謝されるどころか、文句をつけられるかもしれません。
相手の苦しみを想像できない、自分とは違う生き物なんだ、と思いましょう。
他人の苦しみが想像できない人ならば、断っても大丈夫です。
断れない人は、相手の気持ちを感じすぎないこと、です。
相手からの評価も期待しすぎないことが大事です。
頼まれた時に、とっさに「いいですよ」と言った時、
自分を優先しているのか、相手を優先しているのか考えてみましょう。
相手を優先した時に、何か期待が隠れていないでしょうか?
「できるやつだと思われたい」「感謝されたい」「大切に思って欲しい」
と思っていませんか。
引き受けますと答える前に、
「できるやつだと思われたいから、引き受けます」
「感謝されたいから、引き受けます」
「大切に思って欲しいから、引き受けます」
と言っている自分を想像してみてください。
どうですか?
目的、意図、下心は言葉に出さなくても、相手に伝わります。
だから、せっかくやっても、あまり感謝されなかったり、いいように使われてしまったりするのです。